Medical語らNight!! 第28回放送

あっという間の11月。日付は111と1並び!
2011年も締めに入り始めたこんな日にお届けいたしました
第28回放送、行ってみましょう!!


<オープニング>
先週土曜には皇室の方々がiPS研究センターにいらっしゃったそうで、
2つ隣の建物に生息しているワタクシは厳重警備の真っただ中を
自分の研究室まで突撃せねばなりませんで、
職務質問をその日だけで3回、1週間で6回も><
そ、そんなに怪しいのかなぁ…??

<Medical語らNight!!>
今回のご質問は語らネーム=ぺんたさんより頂きました。
先日、アメリカのインディーカーシリーズで
元チャンピオンが事故で亡くなるという、悲しい事故がありました。
モータースポーツはスポーツの中でも危険だと思いますが、
ぜひ安全第一で続いていって欲しいと思います。

さて、同じモータースポーツでも、ラリーの車を見ていると
ドライバーたちの血液型が窓に書いてあることが多いです。
これは、万が一事故にあったときに素早く対応するため
ということだと思いますが、
私たち一般人でも血液型をわかりやすく示しておくほうが、
いざ!というときに、良かったりするのでしょうか?

「輸血の前には、血液型の確認をする」ということも
聞いたことがあるのですが、一生の間変わらないのでしょうか?


ということで、
今回は血液型のい・ろ・はをお送りいたします。

みなさんもよくご存知のABO式血液型。AとBの遺伝子があって…
っていうところはご存知かもしれませんが、
そこはMedical語らNight!!。もっと詳しく行きましょう!

そもそもAとかBとかは何か、というところなんですが、
実はこれ、赤血球の表面にある「飾り」のタイプなんです。
赤血球の表面には細胞膜から突き出しているタンパク質があります。
このタンパク質に「糖の鎖」が「飾り」としてつくんですね。
一番最初にできる「飾り」を「プロH鎖」と呼びます。
この「プロH鎖」がまずは「H鎖」に変換されます。
この変換された「H鎖」に更に糖の飾りが付けられるのですが、
ここで付けられる飾りに2種類あるんですね。
それぞれをAタイプ、Bタイプということにして、H鎖に飾りがついたものを
それぞれ「A鎖」「B鎖」と呼んでいるんです。
もうお分かりでしょう。「A鎖」を持っている人を『A型』
「B鎖」を持っている人を『B型』と呼びます。
どういう飾りを付けられるかは遺伝子によって決まっています。
また、AとBはどっちかが強いということはなく、遺伝子AもBもあれば
どちらの飾りも出てくる
んですね。この場合を『AB型』と呼びます。
さらに、「A鎖」も「B鎖」もない、単なるH鎖だけの場合は
『O型』
となるわけですね!

以上が、より詳しいABO式血液型の原理です。
では、何でこんなめんどくさいことをするかということですが、
実はこれ、「自分の細胞(味方)か自分以外の細胞(敵)か」を
判断するため
に使われるんですね。
動物は免疫というしくみによって体内に入った自分以外の細胞を排除します。
この時に、「自分にない遺伝子を持つもの」を見分けるポイントにするんですね。
つまり、A型の人には「B鎖」はないはずなので、この「B鎖」を持つ細胞が
入ってくれば攻撃対象となります。輸血時などではこれでせっかく入れた細胞が
攻撃されては元も子もないので、確かめるんですね。
簡単な検査であれば短時間で終わりますよ☆

そしてそして、血液型が変わることはあるか、ということですが、
実は変わるタイミングは「ある特例を除けば」チャンスは1回のみです。
それは、「胎児用の赤血球から本来の赤血球に変わるとき」です。
胎児の時には酸素が確保しにくいこともあり、本来よりも酸素を
キープしやすい赤血球を使っています。ですが、この赤血球は
あまり「飾り」を受けません。生まれた時にこの胎児赤血球が
残っていると、「A鎖」も「B鎖」も持っていないので
『O型』と判断されやすくなるんですね。ですが、
物心が付くことには確実に本来の赤血球に戻っているので、
そこから先は基本的に変わることはありません。
では、その特例はなんでしょうね? これは次回に☆

というわけで、次回は「特殊な血液型オンパレード!」です☆彡
探偵目線で考えてもらう例もご用意しますよ♪



<いざ!審判の刻!!>
医師国家試験やプレと呼ばれるCBTの問題から出題するこのコーナー。
何もなくても20%で当たりますし、ぜひぜひお気軽にご回答を♪
コメント欄(非公開もOK!)でも受け付けておりますし、
お気軽にコメントにお書きくださいな☆
もちろん、メールでも受け付けております。タイトルに「審判」と書いて
ぜひご応募ください☆
世界で1枚しかない「Medical語らNight!!オリジナルサウンドトラック」
を手にするのは誰だっ!?

まずは前回の問題の解説から…。

第06問:ガラス製造業で働く人が他の人に比べかかりやすい病気は次のうちどれ?
A 肺気腫(肺の構造が崩れ、換気がしにくくなる病気です)
B 胃腸炎
C 皮膚炎
D 白内障
E 多発神経炎(あちこちの神経に炎症が出る病気です)
…今回はびっくりするような奇跡が起きました!
御回答頂きました皆様、全員が「A:肺気腫」とお答えに!!おぉぉ!!
というわけで、正解は・・・D:白内障!!
みんな残念でした~~。ガラスを溶かしたあの赤い塊から出る「赤外線」が
白内障の原因になるんですね。俗に「ガラス工白内障」と呼ばれているほど
よく起こる職業病なんですね。

というわけで今回は正解者なし!!
まだまだTOP争いはわかりませぬぞ。

ではでは、第7問目です。生活習慣病と予防に関してこちらの問題を。
第07問:次のうち、生活習慣病と予防法の組み合わせで
誤っている」ものはどれ?
A 皮膚がん:紫外線防止
B 高血圧:高塩分食の制限
C 糖尿病:ダイエット
D 高脂血症:水分摂取
E 骨粗鬆症:運動
…どれも聞いたことのある生活習慣病ですね!
1つだけある「嘘」を見抜いてください♪



<語らNight!! of Cutting Edge>
Cutting Edge1=世界の最先端をご紹介するこのコーナー。
世に出て1週間以内の「鮮度の高い」論文を中心に、
聞くだけでサイエンス通になれるコーナーです!
今回は、大食漢のビルマニシキヘビから見つかったすごい脂質のお話です。
鹿や人間をも丸呑みするビルマニシキヘビ。大食らいをしたあと、
不思議なことに心臓が一時的に大きくなるという現象が見つかっていました。
この原理が解明され、キーになっていたのがなんと
「ミリスチン酸+パルミチン酸+パルミトオレイン酸」という
3種類の脂肪酸の組み合わせだったということが分かったんです。
この3つはサラダ油などで聞く「オレイン酸」や「リノレン酸」よりも
分子の小さな脂肪酸なんですが、特に最後の「パルミトオレイン酸」は
細胞をダメージから守ったり、糖尿病の原因である
「インスリンの効きの悪さ」を改善したり、と様々な能力を持っている
らしい!
もしかしたら、次世代での糖尿を治す薬は「パルミトオレイン酸」という
油になるのかも
しれませんね!



<エンディング>
今回の『共通テーマで一問一答!』お題は
本日は111と1並びの何だか縁起が良さそうな日。
 あなたの『縁起の良さそうな数字は何ですか?』
」です☆彡
…僕は266です。中高と6年通った母校の受験番号でした。
みなさんの「縁ある番号」は何番ですか?♪


ここでお知らせです☆

『Medical語らNight!!』再放送枠決定!!
今クールより、この『Medical語らNight!!』再放送が決定しました!!
拍手~~!!その枠は、なんと
毎週日曜日21:30~22:00だ! 聞き逃した方は、この再放送を要チェック♪
特に、<いざ!審判の刻!!>の問題は聴き直してメールを送れるから便利ですね~~☆

というわけでますますリアルブラックジャック度+テンションUPで頑張ってまいります♪

番組へのメッセージ、質問などは
mail☆fm-gig.net (☆を@に変えてね♪)
までお願いします♪

『Medical語らNight!!』どうぞよろしく☆
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by akky_kimimachi | 2011-11-03 13:07 | ラジオ情報
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